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コンピュテーショナル

パッシブデザイン設計ツール講習

世界3大シミュレーションのひとつが日本語化利用ができることとなり
その、講習会を自ら主催して、行ってきました。

巷で流行っているシミュレーションソフトの多くは、建築学会のお墨付きが得られていません。
energyplus(e+),とパッシブデザインツールは、建築学会で発表されています。
アメリカの省エネ省が開発をしており(実際にはオートデスク社)
世界的で、スタンダード となっているシミュレーションエンジンです。
また、国際的にも  BESTEST という評価基準で認められています。

パッシブデザインについては、色々書いてきてますので 詳しくは 過去ログや 私の設計手法をご覧ください。

四季の移ろいを、意識しながら その日の気分で居場所を変えることができる
というような住まい ではないかと思います。

参考リンク この5年間ずっとお世話になってきた先生のサイトです。
参考リンク 私の設計手法
参考リンク パッシブデザイン

 

 

 

パッシブデザイン2_室温シミュレーション

同じ住まいで検証してみると、夏にはこのようになります。

窓を大きくした場合と、元の状態との差は、小さくなりますが
最高室温は40度を超えてきますね。

冬日射を入れるにしても、日射侵入を減らさないと 高温住宅でエアコンがフル回転しても
足りないのではないでしょうか?

パッシブデザイン1_室温シミュレーション

               1階

               2階  

水色~外気温、イエロー実線~PLAN1、点線PLAN5              

10日間の室温を予測しています。
PLAN1が実際に建った家、
PLAN5が 1より窓を2倍の広さにした場合

1月の初旬から中旬にかけての10日間。
確かに、5.の方では窓を大きくした分、多くの日射が入ってきます。
すると、瞬く間に、25度前後の室温まで上昇します。
また、このシミュレーションでは、内部の発熱(家電・人体等)は含んでいないので
更に、温度は高くなります。

このように、急速に上昇し、一気に下降する状態を オーバーヒート といいます。
実際には、南に隣家が近く、プライバシーとの兼ね合いもあったので
南の窓は、1.案の方で建てることになりました。

このように、「条件を設定し」出てきた数値と、その他のメリットデメリットを
分析する資料をシミュレーションして示しているわけです。

コンピューター シミュレーション-1

 

2012年に、「土壁」ついての講習を受講
(NPO山すまいまちネット)。
丁度、長期優良住宅なるものがはじまったときで、もう土壁が作れないと世の「土壁愛好家」は、怒ったり嘆いたり。
その講座で「土壁も」「計算すれば」認定がとれる!。
それにはSMASHなる高度なアプリケーションが必要で一式100万円ぐらいとか聞いて・・・
SMASHで年間暖冷房負荷を求めるルートがありましたという事だったんですね。
でもそう大事(おおごと)にしなくても、外断熱でクリアできたんですけど。
そんな折、知ったのが 写真の本
Esp-rとRadianceによる 建築環境シミュレーション入門(オーム社)小玉祐一郎先生監修・武政孝治
この無償ソフトが、数100万のソフトと同じかも
これはちと勉強してみようと思ったのが、温熱環境でのシミュレーションに浸かったはじまり。

先日のように日射の当たり具合を、ものの数分でビジュアル化できるというのは、隔世の感。

日射熱の利用(積算日射熱量)

日射熱の利用

こちら(リンク)を参考に
少し、整理してみました

         冬                               夏      

季節ごとの日射量を ビジュアル化 してみました。
まずは、

冬。(12~2月)。

南面壁が一番、日射量が多いようです、次いで 水平屋根、そして東西ですね

夏は、(6~8月)

水平屋根面が圧倒的に多いです。そして東西、次いで南面 になっています。

私が、大学校で、又は 建築士試験の折に 学んだ頃は

一日当たりの日射量は、
夏至、水平面がずば抜けて大きく、南が 思った以上に少ない。

太陽の軌跡をみると

 

こんな具合になっているわけです。

冬至には、やはり南面が多くなっていますね。
でも、総量としては夏の水平面には及ばないのです。

日射は、窓面から最も多く入ってきます。
冬に、日射の有効利用をしようと思い立ったら、このように計画をしますが、
実際には、周囲に住宅の一軒もないという敷地は珍しいでしょう。
ですから、 まず周辺建物を描き込み、その影を考慮して 敷地に配置してみます。
お隣の窓の位置 とか 視線、色々な要素が絡み合ってきます。
「環境」というキーワードを軸に デザインを進める。
将に、パッシブデザインの醍醐味ですね。

こんな、季節感あふれる 地域(国)に添った 住まいつくり

徳島の建築設計事務所 共建築設計事務所 にお声掛けください。

 

wallstat紹介

先日、徳島県建築士会の勉強会で、wallstatの紹介をさせていただきました。
不手際で、建物モデルを倒壊するシーンを見ていただくつもりが
神戸の地震波で耐え抜くシーンになってしまいました。

その場の、問いかけではwallstatを知っている方が一名。
ということで、リアクション薄い・・・。

ただ、地元ビルダーの設計者が、「弊社でも試してみたい」とのことでしたので
今後広まったりするかな。

見える化

クリマデザイン(鹿島出版会)より

 

 

ここ数年前までは、個人事務所がこのようなシミュレーションソフトを手に入れることは出来なかった。
1、価格の問題
2.操作のスキル
3.パソコン性能

パッシブデザインツールは、それ自体は無料である
構造分野の「Wallstat」も、それ自体は無料である。

これらが現れる前には、実験を繰り返したり
建築家の 経験に基づいた「経験値」に頼って見たりする。

しかし、自分の家ならまだしも、
人様の住まいこそ、「経験値」では許されない。

そういった事象を、出来るだけ前もって知ることが出来れば
「想定外」を少なくさせることはできる。