徳島の設計事務所|新築|リフォーム|インスペクション|

地域性

パッシブデザイン3_室温シミュレーション

夏の夜に、40度にもなってくると窓を開けて、外の空気を呼び込んだほうがいいかもしれませんね。
これが、そのシミュレーションです。
実線の方が、通常の?室温。
点線が夜間通風モードです。
パッシブデザインでは、このモードをよく使います。

ただ、周辺もエアコンの排熱で熱せられているような場合は、ちょっと厳しいかもしれません。
ですが、徳島市のほんのちょっと郊外まで出れば、水田も多く、河川も多いので涼しい
風を呼び込むことができるかもしれません。

ここでよく言われるのが、「窓を開けると 日本の夏は湿度が高く余計に不快感が増してしまう」という意見です。
ドイツ由来のパッシブハウス系の方に多い意見です。

この辺は、個人の感じ方の問題なので、お施主様に判断していただくのが 「インフォームド・チョイス」
じゃないでしょうか?
ここが、パッシブデザインとパッシブハウスの違いの一つだと思います。

気温と湿度 日本では湿度

こちらを見比べていただくと

 

上は、日本(徳島)の年間 温湿度分布。
下は、ドイツ(ベルリン)の年間 温湿度分布。

快適な時間域はよく似ていますが、25度~、の絶対湿度が 日本とは全く違います。
「蒸し暑い」時間が少ない(ほとんどない)。

こうしてみると、日本とドイツ(に限らず)では、住まいの在りようは、全く違ってきそうです。
他にも 日本の各地であったり、ドイツに限らず 欧州、アジア、中東、アメリカ・・・

比較してみて初めて分かる、こともありそうです。

気温と湿度 徳島の秋

そして、中間期(10月)

意外や意外、
さぞかし、快適だろうと思っていると 何もしなければ 143時間(19.%)。

そこで、

passive solar direct gain (日射取得)で、355時間(全体の47.7%)が
快適な時間になります。

夏と冬の中間域ということで、絶対湿度が高い時間もあるようです。
そこには、「除湿」も効果があると 解ります。(水色エリア)

こうして、複合技で97%の時間帯で快適な時間を過ごせそうです。

気温と湿度 徳島の冬

一方、徳島の冬(一月)です。

何もしなければ(外気温のまま)だと、快適範囲は 無し (0時間)

でも、internal gain を考慮すると、41時間ほど快適な時間が。(5.%)。

0度~13度の温域では日射取得によって27.3%。

 

先の、投稿(リンク)でも表したように、冬は南面の日射量が多いので集熱の開口部を
計画配置するとよさそうですね。
話が、結びついてきます。

季節の日射利用ーパッシブデザインー

今度は、季節ごとの日射量を ビジュアル化 してみました。
まずは、夏。(7~9月)

水平屋根部分が一番、日射量が多いようです、次いで 東西・南ですね。

次は、冬(12~2月)
南面が多くなってきています、そして水平面。

 

最後に、中間期(9中~11月)

よく見ていただきたいのですが、「巾(レンジ)」が違っています。

同じ「赤」でも
夏は 「0~442kwh/m2」
冬は 「0~278     」
秋は 「0~308     」

ですから、” 夏の水平面赤エリア ” は ” 冬の赤エリア ” の 6割増しになっています。

私が、大学校で、又は 建築士試験の折に 学んだ頃は

一日当たりの日射量は、
夏至、水平面がずば抜けて大きく、南が 思った以上に少ない。

太陽の軌跡をみると

 

こんな具合になっているわけです。

冬至には、やはり南面が多くなっていますね。
でも、総量としては夏の水平面には及ばないのです。

こんな、季節感あふれる 地域(国)に添った 住まいつくり

徳島の建築設計事務所 共建築設計事務所 にお声掛けください。

徳島の地域性 日射量

先の投稿で、徳島は日射量が多い と書きましたが その一例です。

このマップはPSP区分(パッシブ気候区分・パッシブソーラーポテンシャルの略)
というもので、日射利用のポテンシャルが高い地域を分類しています。

徳島北部はオレンジ(に)の区分で、日射量が多い地域
冬に日射量を活用でき、寒さもひどくはない、ただその分夏の日射遮蔽には注意が必要そうです。

内陸部では、緑(ろ)、日射量が少なくて寒い地域
      黄(は)、日射量が多くても寒い地域
こうゆう地域では 特に日射熱利用の工夫を活かしたいものです。
県南から高知、九州にかけて太平洋側の地域には(ほ)区分もあり
日射量が多く暖かい地域ですから、冬の日射利用と同時に、夏の
日射遮蔽も特に必要です。

現在の省エネ区分では、年間日射量地域区分 と 暖房期日射地域区分 の二つが「日射区分」
として用意されています。

こちらが、年間を通じての日射量の分布になります。
徳島沿岸区域では概ね A4 、年間を通じて日射が多い地域です。
このMAPからも、徳島沿岸部では 夏の日射遮蔽に注意を要すること
中間期(春・秋)にどう取捨選択をするかを デザインしていく必要があります。


また、これが暖房期の日射取得量区分であり、
とりわけ冬に、どの程度日射が見込めるか?というMAPになっています。
徳島市はH3区分、で冬(暖房期)に中程度日射が見込める ことを示しています。