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空気線図

パッシブデザイン3_室温シミュレーション

夏の夜に、40度にもなってくると窓を開けて、外の空気を呼び込んだほうがいいかもしれませんね。
これが、そのシミュレーションです。
実線の方が、通常の?室温。
点線が夜間通風モードです。
パッシブデザインでは、このモードをよく使います。

ただ、周辺もエアコンの排熱で熱せられているような場合は、ちょっと厳しいかもしれません。
ですが、徳島市のほんのちょっと郊外まで出れば、水田も多く、河川も多いので涼しい
風を呼び込むことができるかもしれません。

ここでよく言われるのが、「窓を開けると 日本の夏は湿度が高く余計に不快感が増してしまう」という意見です。
ドイツ由来のパッシブハウス系の方に多い意見です。

この辺は、個人の感じ方の問題なので、お施主様に判断していただくのが 「インフォームド・チョイス」
じゃないでしょうか?
ここが、パッシブデザインとパッシブハウスの違いの一つだと思います。

環境設計勉強会(結露編)

月1の環境設計勉強会に参加してきました。

今シーズン最高難易度の課題が課せられていましたが
解いてきたのは、私達のチームだけということで、手応えあり。

 

解き方には、いくつかのアプローチがあるので、その辺含めて 比較してみよう
ということになりました。

先月、休んでしまった住宅医講座での 小椋先生の課題クリア同等 ということで
住宅医としても、面目保ちました。

熱・水分同時移動計算(シミュレーション)

熱・水分の同時移動シミュレーション

黄色い外気温に対して、水色、黒色、青色 3本のグラフがある。
最も振幅の多い「青」は、熱容量が少ないためで 角ログ構法を想定。
(熱・水分の同時移動シミュレーションです。

後の2本は、RC造で、黒いのが 普段の非定常計算。
それに対し、同じ状態で、熱・水分同時移動で解いたものが、水色となる。

1~2度の違いだが、積もるとそこそこの違いになるのかな?

これについては、ここ一週間ぐらい試行錯誤してみましたが
一旦、筆をおきたいと思います。

水分の移動、ということで 部屋の「湿度」が大きく違うかも と思ったのですが
答えはまだはっきりしない。
(この計算で、解いてもいいのかどうかもよくわからない)

 

気温と湿度 日本では湿度

こちらを見比べていただくと

 

上は、日本(徳島)の年間 温湿度分布。
下は、ドイツ(ベルリン)の年間 温湿度分布。

快適な時間域はよく似ていますが、25度~、の絶対湿度が 日本とは全く違います。
「蒸し暑い」時間が少ない(ほとんどない)。

こうしてみると、日本とドイツ(に限らず)では、住まいの在りようは、全く違ってきそうです。
他にも 日本の各地であったり、ドイツに限らず 欧州、アジア、中東、アメリカ・・・

比較してみて初めて分かる、こともありそうです。

気温と湿度 徳島の秋

そして、中間期(10月)

意外や意外、
さぞかし、快適だろうと思っていると 何もしなければ 143時間(19.%)。

そこで、

passive solar direct gain (日射取得)で、355時間(全体の47.7%)が
快適な時間になります。

夏と冬の中間域ということで、絶対湿度が高い時間もあるようです。
そこには、「除湿」も効果があると 解ります。(水色エリア)

こうして、複合技で97%の時間帯で快適な時間を過ごせそうです。

気温と湿度 徳島の冬

一方、徳島の冬(一月)です。

何もしなければ(外気温のまま)だと、快適範囲は 無し (0時間)

でも、internal gain を考慮すると、41時間ほど快適な時間が。(5.%)。

0度~13度の温域では日射取得によって27.3%。

 

先の、投稿(リンク)でも表したように、冬は南面の日射量が多いので集熱の開口部を
計画配置するとよさそうですね。
話が、結びついてきます。

気温と湿度 徳島の夏

絶対湿度 が高く 快適が損なわれている徳島の夏。

新たに、水色のエリアをマーキングしてみました。
この範囲では「除湿」をすることで、快適に過ごせる可能性があります。
快適時間も34.9%増加しています。

今どきのエアコンには、「除湿モード」がありますが
実はこの「除湿モード」、省エネ的にはお高くついてしまいます。
寧ろ、細目に 冷房を切ったり、温度調節したり で運転する方が
効率がいいかもしれません。

この事には、別でまた触れたいと思います。

この図の、パープルの部分では、「窓の日射遮蔽」が有効だと出ています。
7月の約27%の時間帯で「日射遮蔽」は有効な手段です。

窓の日射遮蔽で思い浮かべるのは「カーテン」かもしれませんが、
室内側のカーテンでは、熱の70%は侵入してきてしまい、30%しか防げません。

外での遮蔽の方が圧倒的に効果があります。(リンク

YKKサイト http://www.ykkap.co.jp/company/japanese/news/detail.html?s=20180327

による。

ヴァレーマ・ドイツの外付けブラインド
これだと、光・風 との調整もできていいですね。
http://osmo-edel.jp/product/warema/