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自立循環型住宅

家庭でのエネルギー消費量


エネルギー白書 2017より 引用

 

家庭で最もエネルギーを消費するのは、給湯だったりします。
次が、暖房、そして 厨房

冷房は、驚くほど少ない。
消費エネルギーは、まだまだ増加しています。

省エネだけを言うのであれば、冷房は後回しでもいいのでは?

パッシブデザインというのは「建築」の文脈の中において
「環境(自然)」との、レスポンシブルな関係を目指して、設計するものでです。
省エネがどうなってもいい というのとも違います が、「設計者」の立場としては
「燃費」だけでは、住まいの一部を評価しただけで、不足していると思うのです。

光シミュレーション@グレア


光の評価軸に「照度」「輝度」があることは既に示している。

輝度分布図 単位はcd/m2. GH+HBによる。

用語(リンク

 

グレア(glare)とは、視野の中に不適当な輝度分布があるか、輝度の範囲が広すぎるか、または過度の輝度対比があるために、視野内の細部や物体を見る能力の減少(減能グレア:disabitiy glare)もしくは不快感(不快グレア:discomfort glare)を生じさせる視覚の条件または状態をいいます。
グレアを生じさせる面から分けると次のようになります。

直接グレア(direct glare)

視野内、特に視線に近い方向にある輝度の大きい面によって生じるグレア。

反射グレア(glare by reflection)

反射像が観察する物体と同じか、または近い方向にあるような正反射によって生じるグレア。

光幕反射(veiling reflection)

見るものと重なって、輝度対比を低下させることによって物体の細部を部分的または全面的に見分けにくくする正反射、または指向性が強い拡散反射。

昼光利用においても、開口からの「光」による「グレア」が大きくなると、
不快感が増す。

追記:現状では、水平面照度を目安にして 開口部の配置、大きさなどに気を配るのが
   妥当だと思う。輝度についてはまだ実設計での段階では難しい。

ライトシェルフ (velux daylight visualizer)

Radiance で コマンドラインを打ち込み作業をするより
随分と簡易な方法がある。
(それでも難しいです)

このパースにあるような 開口途中の庇を 「ライトシェルフ」といいます。

夏の直射日光を遮り、室温上昇を抑えた省エネ空調と、冬の太陽光を部屋の奥まで届け照明の省エネを実現します。
https://www.ipros.jp/product/detail/2000211598/
例えば(リンク先)こんな感じで。

ライトシェルフ のある状態と無い状態で 部屋の奥の明るさが違ってきます。

間違っていたら、ご指摘を。
sinn.tomoken.biz@gmail.com まで。

昼光利用とシミュレーション(Radiance)


こんな風に、レンダリングして、

そのHDR画像から 輝度を求め コンタ表示

照度は、ちょっとファイルに書き込みをして(-i)
照度を求める

こんなコマンドを コマンドシェル(WIN・DOS窓)に・・・

昼光利用とシミュレーション(Radiance)

一般的に水平面照度を目安にする。
また、輝度も尺度の一つ。

これは、sketchup でのモデリングを、Radiance(照明解析プログラム)でレンダリング
した結果。

光解析は、温熱に比べると はるかに難しい。
  

(続く)

気温と湿度 日本では湿度

こちらを見比べていただくと

 

上は、日本(徳島)の年間 温湿度分布。
下は、ドイツ(ベルリン)の年間 温湿度分布。

快適な時間域はよく似ていますが、25度~、の絶対湿度が 日本とは全く違います。
「蒸し暑い」時間が少ない(ほとんどない)。

こうしてみると、日本とドイツ(に限らず)では、住まいの在りようは、全く違ってきそうです。
他にも 日本の各地であったり、ドイツに限らず 欧州、アジア、中東、アメリカ・・・

比較してみて初めて分かる、こともありそうです。

気温と湿度 徳島の秋

そして、中間期(10月)

意外や意外、
さぞかし、快適だろうと思っていると 何もしなければ 143時間(19.%)。

そこで、

passive solar direct gain (日射取得)で、355時間(全体の47.7%)が
快適な時間になります。

夏と冬の中間域ということで、絶対湿度が高い時間もあるようです。
そこには、「除湿」も効果があると 解ります。(水色エリア)

こうして、複合技で97%の時間帯で快適な時間を過ごせそうです。